ユーザの多様な要求に応じたサービス提供のための光ネットワーク管理・構成技術


研究背景

将来のネットワーク需要の増大に対応するため, 光ネットワークの高速・大容量化, さらには広域化に向けた研究が積極的に行われている. しかし, 決められたサーバからのコンテンツ配信サービスを固定された経路で提供するのが一般的であるため, 柔軟性に欠けている.

一方, “ユーザはコンテンツの場所ではなく要求にを満たすコンテンツそのものが欲しい” という視点に立ち, コンテンツの名前をキーとしてルーチング処理を行うネットワークが注目を浴びている.

将来的には, ユーザ要求の満足度の観点から, 光ネットワークを基盤としつつ, ユーザが要求条件とコンテンツを提示し, 適切な宛先ホスト(サーバ) とそこへの最適な経路の組を発見する 通信サービス形態である経路・サーバ選択連動型サービスが有望になると予測される.

研究内容

我々の共同研究グループでは, 分散Web サービスのようにサービスをコンポーネント化 (部品化) し, 結合することにより, 高度なサービスを低コストで提供できる枠組みを拡張し, ネットワーク(NW) 機能をも一元的にコンポーネント化して扱う ことで, 経路・サーバ選択連動型サービスを柔軟に提供できるサービス提供プラットフォームを提案している.

また、当研究室では、そのプラットフォームの実現に向けて, AS(Autonomous System) などの一定の制御単位内の経路設定要求に対して迅速に回答が可能であり, スケー ラブルにネットワーク資源を管理できるネットワークコンポーネントのアーキテクチャ(Platform for Simple, Speedy, and Scalable Optical Network;S3-ON) を提案している.

本研究では,

を目的とし、シュミュレーションだけではなく, エミュレーションによる評価を行っている.


参考文献

[1] K. Kinoshita, et al,
“A Service Platform Unifying Network Control and Service Control,”
in Proceedings of the 8th International Conference on Networking and Services (IARIA ICNS 2012), St. Maarten, Netherlands Antilles, March 2012.

[2] M. Takada, et al,
“QoS-Aware Wavelength Path Setup Method Using Multiple Overlay in Optical Network Management System,”
in Proceedings of International Conference on Photonics in Switching 2012 (PS2012), Corsica Island, France, Th-S4-P18, Sep. 2012.


研究紹介に戻る。